2010年11月21日日曜日

シュガー社員が会社を溶かす

シュガー社員が会社を溶かす  田北 百樹子(社会保険労務士)
(2010年11月16〜20日 通勤時間、寝る前、キッチンで3時間位 )
上司に笑えるからと勧められて貸してもらって読んだのだけど…
はっきり言って笑えない。
むしろ読んでいると腹が立ってくる、シュガー社員にではない、作者に。
内容はシュガー社員と作者が称する最近の使えない若者労働者の実態を書いている。
経営者や中間管理職に対しての警告とかシュガー社員に気付いてもらうためと書いているけれど、ただの悪口本としか思えない。
作者が顧客から聞いた困った若者の社員をおもしろおかしくネタにしていて、最近の若者は〜ってやつです。

作者自身も昔からそういう社員はいたものの、最近はその数が多く、その理由をゆとり教育やモンスターペアレンツみたいなもののせいにしていて。
そう、若者が初めて社会に出れば、昔なら必死になる理由があったけど、今は物がありふれる時代、本当の貧困や苦労なんて知らずに育った若者は、色々失敗してしまうだろう。
それに、仕事ができないやつは何年経ってもそのままだし、言い聞かせても聞くはずなんてない。
それをたらたらとずっと書いて本にして、話題性を狙ってか「シュガー社員」という言葉を付けて、なんだか良くは思えない。
私は甘ったれた労働者の方を持つ気はないけれど、人それぞれ働くには事情や気持の弱さもあるだろうに。
それを「○○型」とかあてはめて、万人受けするようにおもしろおかしく書き立てる。
本当に不愉快だ。
この感想を書かないなら、全部は読まないだろうに。
っと、酷評してごめんなさいですが…。


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